アロマテラピーと一口に言ってもすべて同じではありません。
大きく分けて二つのカテゴリがあります。
メディカルアロマテラピーとエステティックアロマテラピー。
アロマデュウがご提供する施術は前者に属します。
貴方に合った施術をお受け頂く為、お申し込み前にはこのコーナーにお目通しを頂ければ幸いです。


アロマテラピーには、医療的な見地から発達してきた、肉体的・精神的なソリューションを目的とする「メディカルアロマテラピー」と、美容的側面に重きを置いた「エステティックアロマテラピー」があります。
英国・フランス・ベルギーなど専門の認証機関を設けている国においての認定団体では、明確にこれら二つを別カテゴリとして分別しており、保険適用有無のガイドラインにもなっています。
(フランスで本来のメディカルアロマテラピーを行うには一般教育機関ではなく、医大で博士号を取得することが必要とされています。医薬品として精油を処方し内服する場合もありますので、医師でなければ取り扱えない精油も多々存在するからです。)もちろんここは美容の本場ですからエステティックシーンでも多用されていますが、本格的に医療の世界でも取り入れられているというところに、この国のアロマテラピーへの特色があるようです。

日本に於いてはまだアロマテラピーの歴史が浅く、教育機関も監査機構も欧州のレベルと比してはまだまだ十分ではないため、いずれの場合も医療行為または準医療行為としては認められておらず、現実的レベルも、アベレージは嘆かわしいほど低いのが現状です。加えて両者の明確なボーダーラインも設定されていません。けれども本来この二つは現場レベルでの目的が明らかに違う事に加え、教育機関におけるカリキュラムそのものも、本国では「
Complementary(補足医療)」と「Beauty(美容)」の二つのカテゴリは明確に識別されています。

わたくしどもではアロマテラピーを疲労に対するソリューションの形、そしてストレスマネジメントの手段の選択肢の一つとして、明らかなスタンスでメディカルアロマテラピーを志向しており、セラピストの中核をなす者たちも、国際ライセンス上のメディカルアロマテラピーの履修者です。(一部両カテゴリのライセンシーも所属しています。)
エステティックアロマテラピーが皮膚のコンディション維持や痩身など、美容的側面に重きを置いているのに対し、メディカルアロマテラピーは、精神的・肉体的な不調、トラブルに対し、医療行為をサポートするスタンスで行われていることが多いようです。施術が提供される場所も、美容院やエステサロンなどではエステティックアロマテラピーが主流ですが、医院、病院、専門サロンが採用しているのはメディカルアロマテラピーで、その二つは手技も手順も精油の選択も異なっています。日本でのアロマテラピーの発達の過程で、当初アロマテラピーは主にエステティックのシーンで多用された時期がありましたので、どうしてもアロマは美容的なものものというイメージがまだ残っているようですが、最近は認知の幅と共に漸くその偏った見方も取り払われてきたようです。

近年は日本でもアスリートのフィジカルマネジメントや各種リハビリテーション、マタニティクリニックやメンタルクリニックでの代替医療としての採用の広がりは目を見張るものがありますし、また当店アロマデュウのように、現代人のストレスマネジメントと疲労の解消に特化した展開をしているところも増えてまいりました。このように日本におけるメディカルアロマテラピーも、現実のニーズに強く牽引されておりますので、ベルギーやフランス、イギリスなどのように、セラピストのライセンスの種類によって保険適用が可能になる時期もそう遠くなく訪れるかもしれません。

はじめてアロマテラピーをお受けになられるのが、どちらのカテゴリに属するかで、被術者の方のアロマテラピーへの印象も大きく変ってくると思われますが、いずれの場合も体だけでなく精神的な癒しを期待できるのがアロマテラピーです。そういう意味で、この社会においてはいずれのアロマテラピーも、現代社会が抱える諸問題の大きなソリューションの一つとして今後も需要者・供給者ともに増えていくのは間違いないのではないでしょうか。

ご自身の求めるものに合ったセラピスト、施術機関に巡り合うことがまず第一歩です。
まだアロマテラピーをお試しになったことのない方には、ご自身のニーズを知るところからおはじめ頂きたいと考えております。
ご質問、ご意見などお聞かせくださいませ。info@aromadew.comまで…。