コンセプトは、心と体のセルフマネジメント…

日本のアロマテラピーの環境は特殊です。
限られた条件の中で、わたしたちは日々アロマテラピーの言葉が持つ意味が、
市場という荒波の中で歪曲することに抵抗しつつ営業していると言っても過言ではありません。
真摯を通すことは厳しいものですし、またご利用者の方にもいくつかのお願いをさせていただくことになりますが、
このスタイルを変えることなく、より上質な癒しを追求してまいりたいと考えています。
そして、ご賛同を下さる会員の皆様には心より感謝を申し上げます。

…また、はじめてここを訪れてくださいます方も、もしお時間がございましたら、
このページにもお目を通していただければ幸いです。





アロマテラピーという言葉がまだ日本に入っていない頃から既にわたしたち日本人はアロマテラピーに馴染んでいたと言えます。
サイプレス(ひのき)やカンファー(樟脳)は、古い昔から日本の香りの文化にとって欠かせないものでしたし、
ゆず湯などで柑橘系のアロマバスも愉しんでいました。そして夾竹桃(フランジュバニ)の匂い袋も古くから女性の袂を薫わせていたようです。
香りの文化は、その土地土地で知らぬ間に生活に深く根ざしていたのですね。
一方、欧州では紀元前から精油は薬品として存在していましたので、それは日用品であり、かつ貴重品でした。
そして様々な植物から薬効が見出され、多くの精油が生み出されてきました。東洋(中)医学においては動植物から
爬虫類まで、医薬品の素材は広範囲でしたが、欧州では薬の原料といえば植物エキスでしたので、特に西欧諸国では
古来からさまざまな精油が開発・抽出されてきました。



1957年に、日本に初めて「アロマテラピー」という言葉がマルグリッド・モーリー氏により紹介され、
言葉そのものは一般的になりましたが、結果としてわが国でアロマテラピーによる施術が実際に取り入
れられたのは医療の現場ではなく、なぜかエステティックサロンが主体でした。
そのため、日本でのアロマテラピーはその後の約40年間、美容的側面や心地よさのみがクローズアップされ、
世界的に見ても、やや独自の路線を歩むことになります。
「アロマエステ」なる造語が生み出されたり、性風俗の現場で真似ごとが取り入れられたりということもあるようです。
またそうしたことにより、施術者のスペシャリストとしての地位も認められにくい時期が長く続きました。



ところが、最近では良い変化もありました。
精油の薬効や成分についての様々な研究発表が薬学界や化学関連のメディア上で行われていますが、
その研究の大多数が日本人化学者や医家によるものであり、またその結果や検証内容も医薬界において
大きく意味のあるものだったことから、ようやく精油本来のメディカルな側面が、日本でも見直される機会を得てきたのです。
 
具体的な変化としては、こうした認知と同時にメンタルクリニックやスポーツ医療の現場をはじめ、これらの付帯施設でアロマトリートメントが
行われたり、精油に関する論文が化学雑誌に頻繁に掲載されたりといった機会が増えてきました。
またこれにともない、メディカルアロマテラピーの教育を行う英国その他の教育機関が日本校を開設したり留学生の間口を広げたりと、
正しいアロマテラピーへの認識への途も (…逆行する文化もやはり存在はするのですが) 開けてきたと言えます。



とはいえまだまだ正当な認知がなされていないわが国のアロマテラピー。
わたくしどもでは少しでも被術者の方の現実や生活に則した形で、本来のアロマテラピーを知っていただくために、
出来るだけ本国の基本に忠実な正規教育を受けた者を採用し、初めての方にこそ正しい知識と技術に裏づけされたアロマテラピーを
ご提供させていただければと考えております。

サロンという、時間と気遣いという気がかりがぬぐいきれない空間…家庭という日常…
いずれからも解き放たれる場所で、本当の「おひとり」になられた状態で、すべてあなたを取り巻くものから離れてみてください。

セラピストは一つのマテリアルになりきって、ただ被術者の方のリカバリーに集中します。
本来のコンディションを取り戻し、またそれ以上の状態をあなたが獲得できますように。。


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